家庭教師で生徒が不良!?真心と慈悲で反抗期のギザギザハートを包み込んだ話

家庭教師で生徒が不良!?真心と慈悲で反抗期のギザギザハートを包み込んだ話

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
20歳

【当時の職業】
大学生

【当時の住まい】
実家の一軒家で親と同居

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
勉強好きなので、教育関係の職に携わりたいと思っていたのですが、家庭の事情で履歴書が映える様な学歴ではなかった為、沢山の面接でおとされてしまいました。
その時に運良く知り合いの紹介で働き始める事ができました。

【環境と仕事内容】
 家庭教師として、5教科すべてを担当していました。
様々な生徒さんがおられましたが、その殆どは中学生でした。
保護者さんはあまり"勉強"というものに詳しくない方が殆どでしたが、愛想の良い方と悪い方の高低差は大きかったです。
幸い人間関係は苦手な方ではないので、とにかくニコニコにて最終的にはみなさんと仲良くなる事ができました。

【大変だった時期】
最初から一年半は大変だった




【大変だったこと】
 中学生相手の商売なので仕方がないのですが、生徒の精神が不安定なので、なかなか思うように授業がすすみません。
また、塾との大きな違いは、授業の回数にあります。
週に一回1時間02時間の授業で複数教科を教える事は当たり前で、テストが近くなると5教科すべて押しつけられる事もあります。
私は完全に文系の人間なので、中学生に教えられるレベルの教科は英国社の3教科のみで、それも一教科45分は無いと出来ません。
途中からは授業よりも学習指導を中心にやっては見ましたが、それもなかなか上手くいかない日が続きました。
 結局一年半ほど続けてやっと家庭教師の回し方が見えてきてうまくいきはじめました。
 塾などでアルバイトをしていた方が急に始まると、初めはすごく難しく感じると思います。

【大変だった期間】
始めてから一年半程




【当時の心境】
 性格のせいもあってか、苦痛はありませんでしあが、生徒が勉強の楽しさや、最低でもコツがわかる様になるまでどうすれば良いかで頭がいっぱいでした。
しかし、私自身も中学高校時代は勉強が大嫌いで毎日朝まで遊び回っていたので、その頃からの反省も踏まえながら生徒と同じ目線に立つ事を何度も諦めずに続けるんだ!毎回決意し直してから生徒さんのお家に行っていました。

【職場が大変だった原因】
他の教育業界に比べて段取りの重要度が格段に高いため、時間外労働が非常に多い事と、保護者さんが「安い」という理由で家庭教師を選ばれる事が多い為、授業回数やテキスト購入の交渉に取り合ってくれないことも多い。
また、アルバイトの場合は上司がいないという事も理由として挙げられます。




【仕事で良かったこと】
点数にまで結びつかない時期でも、生徒のやる気や勉強を楽しめてきたりなど、成長はどこかで必ず目に見える為、その都度楽しくはなります。
何より重要な事は、成長を待つ力ではないかと思います。
あとは、自分のキャラクターを活かすことで、無理が減ります。




【特にひどかった最悪の出来事】
 一番大変だったのは、ドがつくほどの非行少年だった生徒さんでした。
授業をサボる事が多く、途中からは彼の"たまり場"を抑えてそこまで迎えにいきました。
あそこまででは無いにせよ、私も中高生の頃は不良だった為、その経験がいきました。
 やっとやる気が出てきたと思えば、テストのタイミングで鑑別所に行ってしまったりなど、様々な問題が起きましたが、高校受験もなんとか突破して、先日浪人して高校に入ったという連絡がありました。
彼が二十歳を超えたら飲みに連れて行こうと思います。
 あまり公には出来ませんが、彼が自分と重なってしまい、高校受験に意地になってしまい、何度も無料で授業もしました。
プロとしては良くない事ですね。
しかし良い思い出です。


【相談した人・助けてくれた人】
愚痴は普段から言わないように心がけている為、一度も吐きませんでしたが、私が非行をやめるきっかけとなった恩師には何度も相談しました。
その時の恩師からの指導は今の仕事でも指針としてうまくいかない時に見直すようにしています。

【改善のための行動】
 まずは生徒と親御さんと仲良くなる事が基本中の基本だと思います。
また、生徒にとって"先生"になる事をやめ、"気のいいお兄ちゃん"のような存在になる事をいつでも心がけていました。
そのため、授業が終わってからもいろんな相談にのったりもしました。




【現在の状況と心境の変化】
 教育業界の楽しさを知りましたが、他の業種の経験もこの業界では強みになる事を感じたため、学生時代にはいろんなバイトをしました。
また、英検やTOEICなどの資格も積極的に取るようになりました。
 テストの為だけの勉強は面白みがありませんが、社会ではテストに合格しないと面白い事ができない場面が多いため、それを両立できるように試行錯誤をし続けています。

【学んだこと】
 何より学んだ事は"あたりまえ"と言う感想を排除することです。
少量の宿題や、ちょっとした努力を"あたりまえ"とは捉えずに、"ばりすごいやん!"と心から誉めていく事が重要です。



【当時の自分へのアドバイス】
 生徒の成長を急かしてはいけません。
自分が毎日少しずつ成長している様に、彼らも毎日いろんな問題に左右されながら一生懸命成長しているのです。
それをゆっくりと見守ってあげる様になれた時、指導が心に刺さります。
丁寧さを欠いた教育には不誠実性があります。
不誠実性は生徒に伝わり、教育そのものを腐らせ、さらには生徒の心の傷となってしまう事もある事を胸に刻んでおきましょう。